「マンガボックスは他社から見ていて
『新しくて “悔しい” アプリ』だった!?」
インタビュアー
本日は「マンガボックスの描くマンガの未来」について、また「マンガボックスが求めるマンガ家像」についてお二人にお伺いいたします。よろしくお願いします。
まずは、お二人のマンガ編集に関する経歴についてお聞きしていきたいのですが、安江さんはDeNAに新卒で入社されてから、どのような経緯でマンガボックスに関わられたのでしょうか?
安江
もともと僕はマンガボックスの立ち上げ以前、別のプロジェクトに携わっていました。
2013年のマンガボックスのリリース直後に、アプリの海外展開を任せたい、と言われて関わり始めたことが直接のきっかけです。
ただ、KPIの分析から、海外でのヒアリングなどの事前調査を行った結果、現時点での海外展開は難しいという意思決定をすることになります。
その結果、自分の仕事がなくなっちゃったんですよね(笑)。そこからアプリのプロダクト開発に関わるようになりました。
広告やストアなど、いまのマンガボックスのベースとなる部分の開発をリードしていました。
インタビュアー
アプリの開発に携わっていたんですね。マンガ編集の仕事をスタートされたのはいつごろからなのでしょう?
安江
マンガボックス立ち上げから3年目に、初代編集長の樹林伸さんからバトンを引き継いで、アプリの開発と編集部を横断する形で責任者を務めるようになりました。なので、編集長歴としては3年ということになりますね。
インタビュアー
なるほど、ありがとうございます。松崎さんは、もともと他社でマンガの編集をされていたと伺っていますが。
松崎
スクウェア・エニックスの出版事業部(当時:エニックス)で、アルバイトからスタートして、ドラゴンクエスト4コマやコミック誌の編集に携わっていました。
20代後半から、紙の雑誌、Webの雑誌で、ちょうどそれぞれ10年間ずつ編集長をやり、そして最後、集大成的にマンガアプリの開発責任者としてリリース・運営に関わっていました。
インタビュアー
他社での編集長という立場から、マンガボックスに来られたのにはどういった思いがあったのでしょう?